お父さんのマリポタ日記

マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと(^_^;

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【昭和の犬 Perspective kid】2013年9月 【ああ正妻】2003年3月 姫野カオルコ

【昭和の犬 Perspective kid】犬から透けて見える飼い主の事情-。柏木イク、昭和33年生まれ。8歳で犬に咬まれる。咬み痕を笑う母。19歳、東京の歯科の貸間に住む。美人妻の秘密。49歳、遠距離介護。自らも病に…。『パピルス』連載を単行本化。14年に第150回直木賞受賞。

【ああ正妻】整った顔立ちで、大手出版社勤務の小早川。妻はミッションスクール卒の「お嬢さま」。一見普通の結婚をしたはずだが、恐るべき結婚生活と悪妻の実態は…。ゴールインから始まる、可笑しくもリアルな物語。

 ※姫野カオルコ(雅号は姫野嘉兵衛。1958年生まれ。滋賀県出身。90年、公衆道徳を順守する学生の物語「ひと呼んでミツコ」が初の単行本。他に直木賞候補となった「受難」、「ツ、イ、ラ、ク」「ハルカ・エイティ」をはじめ「愛はひとり」「ドールハウス」「整形美女」「よるねこ」など多数。14年「昭和の犬」で第150回直木賞受賞。19年「彼女は頭が悪いから」で柴田錬三郎賞受賞。作風は多様ながらも、独特の視線からの独特の筆致に男女双方の読者からの支持がある。親指シフトユーザー)

 

●不思議な感覚

 たまたま図書館にあった直木賞の「昭和の犬」と、タイトルに何となく惹かれた「ああ正妻」。姫野カオルコさんは一度読んでみたいと思っていたので2冊を手にとって読んで見た。

 なんじゃ、これ? シリアスなのかギャグなのか。言われるとおり、独特の視点と独特の筆致に引き込まれるが、どうもよく分からん。でもなんだか面白い。そんな不思議な感覚がした。

 「昭和の犬」は姫野さんと同じ昭和33年生まれのイクが主人公。自分も同じ昭和33年生まれ。さらに地方で生まれ、大学進学で上京とまさに同じ道を歩んだ。それだけに時代背景は懐かしさを感じる。まさにその通りだったよね。そこまで悲惨じゃないけど…。ただ、愛犬家ではないので、そのあたりの記述がついていけない所もあったのは残念。

 あと、各章のタイトルが当時のアメリカテレビドラマのもので、内容もそれに絡むようなものもあったが、「逃亡者」と「バイオニック・ジェミー」以外は見てないので、いまいちピンとこなかった。

 面白さの点では直木賞作品よりは「ああ正妻」の方が良かった。次はどうなるのハラハラ感があったし、結構笑えた。もちろん考えされられる場面も。だけど第六章の「川田教授の藁半紙」は理解しがたかった。座標軸が出たところで文系はアウトだ。何となくはわかるけどね。

 どっちももう一度じっくり読んだら、また別の発見が出てきそう。独特の面白さがあり、ほかの作品も読んでみたい作家だ。

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